採用担当が見ているポイント
面接は怖い、いつも面接で緊張して上手く話せないという学生も少なくありません。
ある程度対策をしておくことができれば、当日余裕をもって挑戦することができるはずです。
まず第一に、面接を苦手と思う学生も多いですが、面接官は学生の敵ではないという認識に改める必要があります。
敵だと思うから苦手意識が芽生えるのであって、近い未来に戦力となって一緒に船に乗り込むクルーを探しているのだと考えてください。
もしも面接に落ちたとしても、落ち込んだり卑屈になると時間がもったいないので、それは縁がなかったと割り切って、次へ次へと挑戦し続けることが大事です。
就活において、企業の人事採用担当は、面接時に学生のどのようなポイントを見ているのでしょうか。
面接官から投げかけられた質問は、言葉通り受けとめて答えるのではなく、その質問の意図をしっかり見極めて、慎重に言葉を選んで回答しなければいけません。
採用担当は、学生の回答を聞いているのではなく、その答えからその学生の能力、思考、ポテンシャルなどを推し量っているのです。
「当社でやりたいことは?」という質問の場合、ただ志望動機を伝えるのではなく、学生の本気度を見ようとしていますので、どうアプローチすれば採用担当に強い印象を残せるのか、この学生を採用したいと思わせることができるかを考えなければいけません。
マニュアル通り話してもバレる
数多もの就活にまつわるマニュアル本や対策情報が世に出回っています。
確かに指標となるバイブルがないと不安だという気持ちもわかりますが、本に書かれた模範解答を丸暗記して、ただその文章を答えるだけでは面接する意味が全くありません。
それはマニュアル本を作った人の言葉であって、自分の言葉で伝えることが重要です。
そもそも採用担当者は、何千人もの応募者の面接をしてきた人事のプロです。
少し聞けば、すぐに自分の言葉かマニュアル本の答えかなど、一発でわかります。
それは大きな致命傷となりますので、そのままコピーするのは絶対にNGです。
自分の意見は論理的にまとめる
面接時に見られているのは、自分の伝えたいことを、相手に納得させられるよう論理的に説明できるスキルがあるかどうかです。
ただ思ったことをそのまま言葉にするとダラダラとした文章になってしまいがちです。
頭の中でちゃんと整理をして、相手にもわかりやすく論理的に話すことができないと、どれだけ熱く語ったとしても相手に伝わることはないでしょう。
相手にわかってほしい、では面接は受かりませんので、伝える力があるかどうかを見られているという認識を持って、日頃から論理的に話せるよう練習を習慣づけるようにしましょう。